「シューズクロークがあれば玄関は片付きそうだけれど、どのくらいの広さが必要?」
「玄関が狭くなったり、湿気やにおいがこもったりして後悔しない?」
そんな疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
シューズクロークは、玄関から靴を履いたまま出入りできる収納スペースです。
靴だけでなく、ベビーカーやアウトドア用品、外出時に使うものをまとめて収納でき、玄関をすっきり保ちやすくなる魅力があります。
一方で、玄関や居住スペースが狭くなることや、湿気・においがこもること、動線や棚の配置によって使いづらくなることなど、間取りを決める前に知っておきたいデメリットもあります。
広さだけでなく、棚を設置したあとの通路幅や靴を脱ぐ場所、扉の有無、換気・照明まで確認しましょう。
収納量と移動のしやすさのどちらを重視するか整理すると、ウォークイン型とウォークスルー型のどちらが自分たちに合うか判断しやすくなります。
この記事では、シューズクロークの基本と間取りの種類、広さ・棚の配置の考え方、3つのメリットと4つのデメリットを解説します。
持ち物に合わせた収納アイデアや後悔しないための5つのポイント、ビーバーハウスの実例3選も紹介します。
「1畳でも足りる?」「後付けできる?」といった疑問にも答えるため、家族に合う玄関収納を考える際の参考にしてください。
- シューズクロークの基本と下駄箱・土間収納との違い
- ウォークイン型・ウォークスルー型の特徴と広さ・棚の配置の考え方
- シューズクロークの3つのメリット
- シューズクロークの4つのデメリット
- シューズクロークで後悔しないための5つのポイント
- ビーバーハウスの実例3選
シューズクロークとは?下駄箱・土間収納との違い
シューズクロークとは、玄関の土間から靴を履いたまま出入りできる収納スペースのことです。
「シューズインクローゼット」などと呼ばれることもあり、靴に加えて傘や上着、ベビーカーなどの置き場所として活用できます。
下駄箱や土間収納との違いは、次のように整理すると分かりやすくなります。
| 種類 | 主な特徴 | 収納するものの例 |
|---|---|---|
| シューズクローク | 玄関から土足で入れる収納空間 | 靴・ブーツ・傘・上着・ベビーカーなど |
| 下駄箱 | 玄関に置く、主に靴をしまう収納家具・設備 | 靴・スリッパ・靴のお手入れ用品など |
| 土間収納 | 土間の床で使う収納空間を広く指す呼び方 | 屋外用品・園芸用品・掃除道具など |
下駄箱が棚や収納家具を指すのに対し、シューズクロークは人が中へ入って荷物を出し入れする空間を指すのが一般的です。
シューズクロークと土間収納には共通する部分が多く、住宅会社によっては同じ意味で使われます。
名称だけで区別せず、床の仕上げや収納できるもの、室内への出入り方法を確認しましょう。
土間収納の特徴については、「土間収納とは?メリット・デメリットと後悔しない間取りのポイントを解説」でも詳しく紹介しています。
シューズクロークのある住まいをご希望の方は、ビーバーハウスへお気軽にご相談ください。
収納したいものや家族の暮らし方をお伝えいただき、使いやすい玄関収納のある住まいを一緒に検討しましょう。
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シューズクロークの間取りは大きく2種類
シューズクロークの間取りは、出入り口の数や通り抜けの可否によって、ウォークイン型とウォークスルー型に大きく分かれます。
収納を優先したいか、帰宅時の動きも整えたいかを考えながら選びましょう。
| 比較項目 | ウォークイン型 | ウォークスルー型 |
|---|---|---|
| 出入り方法 | 1つの出入り口から入って戻る | 玄関から入り、別の出入り口を通って室内へ進む |
| 収納の考え方 | 壁面を棚に使いやすい | 出入り口と通路を確保して棚を配置する |
| 向いている使い方 | 靴や屋外用品の保管を中心に使う | 靴や上着を片付けながら室内へ入る |
| 確認したい点 | 奥の荷物の取り出しやすさ | 靴を脱ぐ場所と通り抜けるための幅 |
ウォークイン型|出入り口が1つで収納量を確保しやすい
ウォークイン型は、出入り口が1つで、クローク内を通り抜けない間取りです。
室内への出入り口を別に設けない分、壁面を棚に使いやすく、収納量を確保したい家庭に向いています。
例えば、普段履く靴は入り口の近く、使用頻度の低い靴や季節用品は奥へ配置すると、必要なものを取り出しやすくなります。
一方、物をしまってから玄関へ戻る動きが必要になり、奥行きが深い場合は荷物の出し入れも負担になりがちです。
棚を増やすだけでなく、奥まで無理なく手が届くか、荷物を持って向きを変えられるかも確認しましょう。
ウォークスルー型|通り抜けできて家族の帰宅動線を整えやすい
ウォークスルー型は、玄関側と室内側に出入り口があり、クローク内を通り抜けられる間取りです。
帰宅後に靴や上着を片付け、そのまま玄関ホールへ進めるため、収納を日常の動線に組み込みやすくなります。
来客が使う玄関と家族の通り道を分けたい場合にも検討しやすいタイプです。
ただし、同じ面積でも出入り口や通路を確保する分、棚や床置き収納に使える場所は少なくなることがあります。
収納量だけでなく、靴を脱ぐ位置や家族が重なって使う場面まで考えることが大切です。
シューズクロークの広さと棚の配置の考え方
使いやすいシューズクロークを考えるには、畳数に加えて棚・床置きスペース・通路の配分を確認する必要があります。
同じ広さでも、形や出入り口の位置によって使い勝手は変わります。
収納したいものを思い浮かべながら、広さと棚の配置を検討しましょう。
1畳・1.5畳・2畳以上の広さで使い方を比較する
広さを検討するときは、1畳・1.5畳・2畳以上で、どのような使い方を目指すかを整理すると比較しやすくなります。
以下は計画の出発点となる使い方の例です。
| 広さ | 使い方の例 | 特に確認したいこと |
|---|---|---|
| 1畳 | 靴や傘など、玄関で使うものを中心にまとめる | 棚を設けても出し入れする場所が残るか |
| 1.5畳 | 靴に加え、上着や折り畳んだベビーカーの置き場を検討する | 床置きの荷物と通路が重ならないか |
| 2畳以上 | 大型用品の収納や家族の通り抜け動線を検討する | 収納と通路を分けられるか、ほかの部屋を圧迫しないか |
「4人家族なら必ず2畳必要」というように、人数だけでは必要な広さを決められません。
靴の数やベビーカーのサイズ、上着を掛けるかどうかで、必要な場所が変わるためです。
畳数の表示だけで判断せず、壁の内側で実際に使える寸法と、収納物を置いた状態を図面で確認しましょう。
I型・Ⅱ型・L型・コの字型から棚の配置を選ぶ
棚の配置は、I型・Ⅱ型・L型・コの字型が代表的です。
棚を設ける壁面が増えるほど収納量を増やしやすい反面、人が動く場所との調整が必要になります。
| 棚の配置 | 特徴 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| I型 | 片側の壁に沿って棚を並べる | 反対側を通路や床置きに使えるか |
| Ⅱ型 | 向かい合う2面の壁に棚を並べる | 両側の棚と荷物の間に通路幅が残るか |
| L型 | 隣り合う2面の壁に棚を並べる | 角の収納物を取り出しやすいか |
| コの字型 | 3面の壁に棚を並べる | 中央の作業スペースと奥の棚への手の届き方 |
ベビーカーを置くなら、一部の壁に棚を付けず、床から高さを確保する方法もあります。
また、L型やコの字型は、角に物を詰め込みすぎると奥の物が見えにくくなるため、使う頻度に応じた配置が大切です。
出入り口や窓の位置も踏まえ、棚を設ける範囲を決めましょう。
棚の奥行きと荷物を置いたあとの通路幅を確認する
棚は、収納物が収まる奥行きと、その手前で動ける通路幅をセットで検討しましょう。
DAIKENでは、靴中心の棚の奥行きを30cm程度、収納ボックスなどを置く場合は40cm程度、通路幅は80cm以上を目安として紹介しています。
ただし、靴の箱やハンガーに掛けた上着が棚から出る場合は、その分も含めて測る必要があります。
これらは計画時の目安であり、すべての家庭に十分な寸法という意味ではありません。
荷物を抱えて歩く、しゃがんで靴を取る、子どもの支度を手伝うといった動きに合わせて、必要な余裕を確認してください。
シューズクロークを設ける3つのメリット

シューズクロークの魅力は、靴の収納量を増やせることだけではありません。
外で使うものの置き場所や、外出・帰宅の動きも整えやすくなります。
暮らしのなかで役立つ3つのメリットを見ていきましょう。
靴や外出用品をまとめて玄関をすっきり保てる
靴や傘、上着などの置き場所を玄関の近くにまとめられることは、シューズクロークのメリットです。
家族の靴が玄関に並んだり、帰宅後の上着がリビングの椅子に掛かったままになったりする状況を減らしやすくなります。
来客から見える位置を意識して棚や仕切りを配置すれば、玄関の印象も整えられるでしょう。
ただし、収納を設けるだけで自然に片付くわけではありません。
家族ごとの棚を決め、よく履く靴を出し入れしやすい場所に置くなど、使ったあとに戻しやすい仕組みをつくることが大切です。
ベビーカーやアウトドア用品を土間に収納できる
シューズクロークは、屋外で使ったベビーカーやアウトドア用品を土間に置ける点も魅力です。
タイヤに土が付いたものやかさばる道具を居室まで運ばずに済み、玄関の近くで保管できます。
例えば、ベビーカーの定位置やキャンプ用品の収納場所を用意すれば、外出のたびに別の部屋から運ぶ負担を減らせます。
一方で、大型用品は床面積を使うため、収納後に人が通れるかを確認する必要があります。
汚れや水分を落としてからしまう習慣も取り入れ、置く場所と取り出すための場所を合わせて確保しましょう。
外出前の準備や帰宅後の片付けがしやすくなる
出かけるときに使うものを玄関で手に取り、帰宅時に同じ場所へ戻せるため、準備や片付けの手順をまとめやすくなります。
靴を履いてから帽子を取りに室内へ戻るなど、忘れ物による行き来を減らす工夫にもつながります。
家族ごとに棚やフックを分ければ、誰の持ち物か分かりやすく、子どもが自分で支度する際にも役立つでしょう。
ウォークスルー型では、靴を脱ぐ場所と上着を掛ける場所を通り道に沿って並べる方法があります。
朝の支度から帰宅後までを思い浮かべ、家族が無理なく使える順番で配置しましょう。
シューズクロークで後悔しやすい4つのデメリット

シューズクロークには便利な面がある一方、広さや設備、動線の計画によっては不便を感じることもあります。
採用前に、住み始めてからの後悔につながりやすい4つのデメリットを確認しましょう。
玄関やほかの居住スペースが狭くなることがある
シューズクロークには、棚だけでなく、人が入って物を出し入れするための場所も必要です。
建物全体の面積が限られている場合、収納を広げた分、玄関ホールやほかの居住スペースが狭くなることがあります。
例えば、靴は十分にしまえても、家族が並んで靴を履けなかったり、大きな荷物を玄関で受け取りにくくなったりする可能性があります。
収納する量を整理し、廊下やリビング、ほかの収納との配分まで含めて検討しましょう。
大型用品が少ない家庭なら、下駄箱と小さな土間の置き場を組み合わせる方法も選択肢です。
湿気やにおいがこもりやすい
土足で使うシューズクロークには、靴や雨具に付いた水分、土やほこりが持ち込まれます。
空気が入れ替わりにくく、収納物も詰め込まれていると、湿気やにおいがこもりやすくなる点に注意が必要です。
特に、濡れた靴や傘を乾かさずに収納すると、周囲の衣類や道具にも湿気が伝わりやすくなります。
換気計画を確認するとともに、使用後に乾かす場所を決め、棚や床の汚れをためないようにしましょう。
扉やロールスクリーンは目隠しには役立ちますが、それだけで湿気やにおいの原因がなくなるわけではありません。
動線が合わないと使われない収納になりやすい
収納力があっても、家族が普段使う通り道から外れていると、片付けのための寄り道が増えます。
例えば、クロークを通るより玄関から直接室内へ上がる方が楽なら、脱いだ靴が玄関に残ることがあります。
また、通路に荷物を置いてしまうと、ウォークスルー型でも通り抜けにくくなり、次第に使わなくなる可能性があります。
図面を見るときは、帰宅して靴を脱ぎ、荷物を置き、室内へ進むまでを順番にたどりましょう。
収納の中へ入る手間を含め、毎日続けられる動きになっているかを確認することが大切です。
棚や扉などの設置費用と掃除の手間がかかる
シューズクロークを設けると、棚やハンガーパイプ、扉、照明、換気設備などの費用がかかります。
造作棚を増やしたり、内装の素材にこだわったりする場合は、希望する仕様まで含めて見積もりを確認しましょう。
また、土足で使うため床に砂やほこりがたまり、棚板や扉のレールなども掃除が必要になります。
床に物を詰め込むと、掃除のたびに荷物を動かす負担が増えやすくなります。
必要な設備を絞り、取り外しやすい棚板や動かしやすい収納用品を選ぶなど、設置後の手入れまで考えておきましょう。
シューズクロークを使いやすくする収納アイデア
シューズクロークを使いやすくするには、持ち物に合ったしまい方を選ぶことが大切です。
ここでは、棚に置く・掛ける・床に置く・ボックスに分けるという4つの方法を紹介します。
靴・ブーツは可動棚で高さに合わせて収納する
靴の収納には、棚板の高さを変えられる可動棚が役立ちます。
スニーカーやパンプス、長靴、ロングブーツなどは高さが異なるため、段の間隔を合わせると無駄な空間を減らせます。
普段履く靴は手に取りやすい高さへ、子どもの靴は自分で届く低い位置へ置くと、片付けやすくなるでしょう。
ただし、棚板を増やしすぎると手を入れにくくなり、靴を取り出すたびに隣の靴へ触れてしまうことがあります。
靴が収まる高さだけでなく、手を差し込む余裕や棚の耐荷重、汚れを拭き取りやすい素材かどうかも確認してください。
コート・傘はハンガーパイプやフックで掛けて収納する
コートや帽子、傘などは、ハンガーパイプやフックで掛ける収納にすると、外出前後に扱いやすくなります。
上着を掛ける位置は、裾が床や靴に触れない高さと、ハンガーや袖が通路へ出すぎない奥行きを確認しましょう。
子ども用のフックを低い位置に設ければ、自分で帽子や雨具を戻しやすくなります。
一方、濡れた傘やレインコートは、そのまま乾いた上着の隣に掛けないようにしたいものです。
水滴を受けるトレーを使う場所と、乾かしてから収納する場所を分けると、周囲をぬらさずに管理しやすくなります。
ベビーカー・アウトドア用品は出し入れしやすい床置きスペースへ
ベビーカーや大型のアウトドア用品は、棚を設けない床置きスペースを用意すると出し入れがしやすくなります。
ベビーカーは、畳んで保管するか、広げたまま置くかで必要な面積が大きく変わります。
購入予定の商品も含めて幅や奥行きを確認し、入り口を通れるか、向きを変えて出せるかまで見ておきましょう。
よく使うものを手前、使用頻度の低いものを奥へ置くと、荷物を何度も動かす手間を減らせます。
床置きスペースを確保しても通路をふさがないことを優先し、重い道具は低い位置で安定して保管しましょう。
外遊び道具・小物はボックスで分類して収納する
外遊び道具や靴のお手入れ用品などの小物は、用途や使う人ごとにボックスへ分けると、探す手間を減らせます。
例えば、「公園へ持っていくもの」「靴のケア用品」のように、使う場面ごとにまとめる方法があります。
ラベルを付けて家族と置き場所を共有すれば、使ったあとに戻す場所も分かりやすくなるでしょう。
子どもが使うボックスは、無理なく持てる重さにし、手の届く位置へ置くことが大切です。
見た目をそろえる前に、棚に収まるか、引き出せるか、汚れを落としやすいかを確認して選びましょう。
家族の持ち物に合う収納を考えたい方は、ビーバーハウスへお気軽にご相談ください。
靴の数やベビーカーのサイズ、玄関にまとめたいものをお伝えいただき、棚や床置きスペースの配置を一緒に検討しましょう。
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シューズクロークで後悔しないための5つのポイント

収納方法をイメージできたら、間取りや設備の計画と結び付けて確認しましょう。
持ち物の変化や家族の動き、目隠し、換気、電気設備まで考えておくと、暮らし始めてからの不便を減らしやすくなります。
今の持ち物と将来の増加を見越して収納量を決める
まずは、家族全員の靴と、玄関の近くに置きたいものを書き出しましょう。
種類・数・サイズ・使用頻度を整理すると、棚と床置きスペースをどのくらい確保すべきか考えやすくなります。
子育て世帯では、ベビーカーが不要になる一方、靴のサイズが大きくなり、部活動や趣味の道具が増えることもあります。
今の持ち物だけに合わせて棚を固定せず、将来は配置を変えられる余地を残すことが大切です。
ただし、増えるものを想定して際限なく広げず、玄関に置くものと別の収納で保管するものを分けて計画しましょう。
靴を脱ぐ場所と室内への動線を家族の暮らしに合わせる
図面では、靴を履く土間部分と、靴を脱いで上がる室内側の境目を確認しましょう。
ウォークスルー型でも、靴をしまったあとに土間を靴下で歩く配置では、使いにくさにつながります。
玄関から入り、上着や荷物を置き、靴を脱いで室内へ進む動きを順にたどることが大切です。
特に、子どもの靴を履かせる場所や、買い物袋を持ったまま立てる場所があるかも確認してください。
見学時には家族で実際に動き、一人が靴を脱いでいるときもほかの家族が通れるかを試すと、必要な広さを具体的に判断できます。
扉あり・扉なしを使い勝手と玄関からの見え方で選ぶ
扉の有無は、出入りのしやすさと、玄関から収納がどう見えるかを比べて選びましょう。
扉ありは中身を隠しやすい一方、開閉する手間や、扉が動くための場所が必要になります。
扉なしは荷物を持っていても入りやすくなりますが、棚の向きや入り口の位置を工夫して、収納物が見えすぎないようにしたいところです。
来客時だけ隠したい場合は、ロールスクリーンも選択肢になります。
引き戸の引き込み先や開き戸と荷物の干渉、スクリーンを下ろしたときの通行まで確認し、家族が普段使いやすい方法を選んでください。
換気と掃除のしやすい床材で湿気・汚れに備える
湿気や汚れへの対策は、換気の計画と、日常的に手入れしやすい仕上げを合わせて考えましょう。
窓の有無だけで判断せず、扉を閉めた状態でも空気が入れ替わるよう、住宅全体の換気計画のなかで給気・排気の経路を確認することが大切です。
調湿建材や除湿剤は補助として考え、濡れたものを乾かす習慣や換気と組み合わせましょう。
床材は、水分や泥への強さに加え、滑りにくさや目地の掃除のしやすさも確認してください。
土間だから水を流して洗えるとは限らないため、排水設備や防水仕様に合った清掃方法を住宅会社に確認しましょう。
照明・スイッチ・コンセントを使う位置に合わせて計画する
照明やコンセントは、実際に立つ位置と、使う機器の場所に合わせて計画しましょう。
照明が背中側にあると、棚へ自分の影が落ち、奥の靴や小物を探しにくくなることがあります。
入り口で操作できるスイッチや人感センサーも選択肢にし、荷物を持ったまま使う場面を考えておくと便利です。
コンセントは、靴乾燥機や充電機器など、使いたいものを挙げて必要な位置や数を決めます。
収納物でふさがれないか、水滴がかからないか、コードが通路を横切らないかを確認し、機器に必要な設置スペースも確保しましょう。
ビーバーハウスのシューズクローク実例3選
ここからは、ビーバーハウスが紹介しているシューズクロークの実例を3つ見ていきます。
それぞれの目隠し・帰宅動線・収納とデザインの工夫に注目し、家族の暮らしに取り入れたいポイントを探してみてください。
扉とロールスクリーンで目隠しできるウォークスルー型のシューズクローク

豊中市のこちらの住まいでは、玄関に通り抜けできるシューズクロークを設けています。
収納内部には多くの棚板を備え、扉に加えて廊下側にロールスクリーンを設けている点が特徴です。
通り抜ける経路をつくりながら、収納物を見せたくないときは目隠しできる計画になっています。
また、玄関の天井付近には自然光を取り込むFIX窓を配置しています。
この実例を参考にするなら、家族が使う通り道を確保したうえで、玄関側・廊下側のどこから収納が見えるかを図面で確かめるとよいでしょう。
出典:意匠と四季の移ろいを愉しむ透明間仕切りのある家【豊中市】
靴や上着を脱いでそのまま玄関ホールへ上がれるシューズクローク

豊中市の「TAMA-LIVI(タマリビ)」では、シューズクローゼットが玄関とフラットにつながっています。
収納内で靴や上着を脱ぎ、そのまま玄関ホールへ上がれるため、帰宅後の片付けを動線に組み込んだ実例です。
内側の壁には、鍵などの置き場所に使えるマグネット仕様のニッチも設けています。
靴や上着だけでなく、外出時に持つ小物の置き場まで考えられている点も参考になります。
同様の間取りを検討するときは、靴を脱ぐ位置と棚の距離、室内へ上がる位置の関係を確認すると、使い勝手を具体的に考えやすくなるでしょう。
出典:TAMA-LIVI(タマリビ)~家族が自然と集まる心地いい家。【豊中市】
アウターや帽子も収納できる素材と壁面収納にこだわったシューズクローク

建て替えを行ったこちらの住まいでは、玄関土間から続くシューズクロークに、アウターや帽子、犬の散歩用の道具などを収納しています。
デザイン面では、下地材に印字された品番などもそのまま生かし、素材の表情を楽しめる空間に仕上げています。
また、帽子やサングラスを掛ける壁には、あらかじめ穴の開いた壁材を採用しています。
靴以外に収納したいものを具体化し、掛ける場所と内装を一緒に計画した点が特徴です。
希望する雰囲気の写真と持ち物の一覧を用意して相談する際の参考になる実例といえるでしょう。
出典:築40年。2階建てから3階建てへ建て替え スムーズな動線+デザイン重視=快適な生活!
シューズクロークの収納量や動線を具体的にイメージしたい方は、ビーバーハウスのモデルハウス見学をご活用ください。
ご希望の収納を確認できるモデルハウスについては、お気軽にお問い合わせください。
シューズクロークに関するよくある質問
最後に、シューズクロークの必要性やコンパクトな広さでの使い方、後付けについての疑問に答えます。
間取りを選ぶ際の判断材料として参考にしてください。
シューズクロークはいらない場合もありますか?
靴や屋外用品が少なく、下駄箱などで十分に収納できる場合は、シューズクロークを設けない選択もあります。
特に、玄関まわりの面積が限られる住まいでは、収納内の通路をつくるより、玄関ホールやほかの部屋の広さを優先したい場合もあるでしょう。
反対に、ベビーカーや趣味の道具が多く、玄関に物があふれているなら検討する価値があります。
まずは現在の不満と収納したいものを整理し、下駄箱の容量を増やす方法とも比べてみてください。
採用するかどうかより、家族が無理なく片付けられるかを基準に判断することが大切です。
シューズクロークは1畳でも足りますか?
靴や傘を中心に収納する使い方なら、1畳でも対応できる場合があります。
ただし、同じ1畳でも縦横の寸法や出入り口の位置によって、棚を付けられる範囲と通路幅は異なります。
片側に棚を寄せ、靴に合わせて棚板の高さを調整する方法などを検討しましょう。
ベビーカーや大型ボックスも置くなら、寸法を書き込んだ図面で、荷物を置いたあとに人が入れるかを確認する必要があります。
家族全員の靴が何足あるか、将来も同じ置き方で使えるかまで考え、畳数だけで十分かどうかを判断しないようにしてください。
シューズクロークは後付けできますか?
玄関まわりに使えるスペースがあれば、リフォームでシューズクロークを後付けできる場合があります。
玄関の一角を間仕切りで区切る方法や、隣接する収納を活用する方法などが考えられます。
ただし、棚を取り付ける工事と、床を土間に変更して出入り口を新設する工事では、必要な工事範囲が異なります。
壁を変更できるか、玄関の通行に支障がないか、換気や照明を確保できるかを現地で確認してもらいましょう。
後付けする場合も、完成後に何をどこへ置くかを先に決め、棚・床・扉・設備まで含めた提案と見積もりを比較することが大切です。
まとめ|家族に合うシューズクロークをビーバーハウスに相談しよう
シューズクロークは、靴や外出用品を玄関の近くにまとめ、毎日の支度や片付けをしやすくする収納スペースです。
一方で、居住スペースとの配分や、湿気・におい、動線による使いにくさには注意が必要です。
後悔を防ぐには、収納したいものと家族の動きに合わせて、広さ・棚の配置・靴を脱ぐ場所を具体化しましょう。
扉の有無や換気、照明まで確認し、図面や見学を通じて、荷物を置いた状態でも使いやすいかを確かめることが大切です。
ビーバーハウスでは、ご希望のエリアや予算、家族構成に合わせた住まい探し・家づくりのご相談を承っています。
シューズクロークの広さや棚の配置、帰宅動線などの希望を整理し、まずは物件見学や間取りの相談から始めてみませんか。









